10月15日に東京国際フォーラムで開催された
THE ALFEE 2022 Autumn Tour Genesis of New World 秋の天地創造のセットリストと
Takamiyの使ったギター、サウンドなどを目視で確認できた範囲でレポートします。
ツアー中にセットリストを見たくない人もいらっしゃるかと思いますので、前段に関連記事のリンクを貼ります。しばらくスクロールするとセットリストが一気に登場しますのでご注意ください。
THE ALFEE高見沢の機材を紹介した記事などです。
春ツアー 千葉公演のセットリストです。
夏のイベントのセットリストです。
本編
M1 天地創造
TakamiyのギターはESP ARROW 青
とにかく音響が抜群に良いことが1曲目ではっきり感じられました。エレキギターの低音の抜けが素晴らしく、良い音だなーと思っていたらあっという間に演奏が終わっていました。
低音の抜けが良いので他のレンジの音もとてもクリアです。
オープニングから直結のためか、冒頭のアコギは省略されていました。
M2 Rock 憂
TakamiyのギターはESP ARROW 青
なぜこんなに音がいいのだろうと周りを見渡すと、ステージから1階の途中までの壁が簀(すのこ)のようになっていて、しっかり吸音する感じになっています。無駄に響かせるのではなく、抜け重視の設計です。
エレキはリバースヘッドの青いフライングVでしたが、パッシブピックアップと思われる元気な個性が生かされているように聞こえました。
M3 Save Your Heart ~君だけを守りたい
Takamiyのギターは ESP Flying Angel Fantasia
EMGピックアップの強い歪みになりました。音抜けが良いので、私のようなオタクでなくてもエレキの音が変わったことがはっきりわかると思います。
EMGピックアップは抵抗値(インピーダンス=レジスタンス)が低いスリムな信号を出します。
スリムなので、アンプに届くまでに周りの影響を受けにくくノイズが少ない上に、劣化が少ないのです。いいことだらけですが、優等生で没個性的だと嫌う人もいます。
M4 Orionからの招待状
TakamiyのギターはESP Flying Angel Fantasia
私の中ではALFEEサウンド製造マシーンとなっているギターです。
12弦ギターがTSKというやつで若い感じのキラキラした音でした。
いつもの熟成した音の12弦ギターこそがALFEEの12弦ギターだと思うのですが。。。
M5 Time Machine ~恋のS・O・S
TakamiyのギターはEric Clapton Cream Peinted SG Replica
イントロからワウを使いまくっていました。
ここで、グッズ紹介とコントがありました。
桜井が歩くのに合わせて「ばか」と音が鳴り、坂崎は「ちび」です。
前の晩にTakamiyは自分が歩く時の音を考えたらしく「ぶ・き・よ・う」でした。
M6 別れの心象
TakamiyのギターはMARTIN OOO-15
アルバム「天地創造」の曲で春ツアーで演奏していないやつという紹介でした。
2022年11月に発売された「大人のギター倶楽部」で、Takamiyが春のツアー中に000-15を購入したと坂崎が明かしています。
M7 風に消えた恋
TakamiyのギターはMARTIN OOO-28
M8 Far Away
TakamiyのギターはRelish Jane 青
「ドン ドドッ パン」というリズムのウォールオブサウンドという手法が採用されている曲ですが、ドラム、ベースの抜けがよくより強調された感じに聞こえました。
個人的にはALFEEの重要曲のひとつだと思います。下記に詳しく書いています。
M9 星空のCeremony
TakamiyのギターはESP Flying Angel Fantasia
宇都宮での演奏はO.Z.Y FA-Ⅳ Mat Black/Redでした。姉妹機です。
曲前のフリでオリコンランキングで初登場2位になったと発表されました。
この曲のアコギについて坂崎が雑誌で語りました。
M10 組曲: 時の方舟
Takamiyのギターは御神木 剣
これまた音の抜けがよく、すばしい演奏でした。
ステージの背景となっている船の羅針盤のようなオブジェがライティングで時計の針のように回る演出でした。
M11 風の時代
TakamiyのギターはJACKSON Randy Rhodes Custom V
宇都宮で聴いた時ほどではありませんでしたが、エレキの演奏が安定していないように思います。1番と2番の間のエレキのメロディーがちょっと変で、後奏はかなり変でした。
前の曲で使った「御神木 剣」も同じ24フレット仕様なので、持ち替えによる混乱はないと思うのですが。。。
「Far Away」から一連で時の流れを表現するセットリストの重要曲だと思います。
M12 愛という存在
Takamiyのギターは御神木 SNAPPER
オリジナルはマーチングバンドのようなスネアのロールが大きな特徴で、宇都宮の公演で聞いた時はその部分が微妙な感じでしたが、音の抜けの良いこの会場だととても良く聴こえました。
2番の歌中はエレキのクリーントーンのバッキングが入るアレンジでした。
特にBメロはコードをジャラーンと鳴らすバッキングで、個人的にはこのクリーントーンがとても好きです。
クリーントーンのままアンプのレベルを上げた感じのの後奏のギターソロが印象的でした。オリジナルはソロの途中でピックアップがリアに変わっていると思うのですが、今回の演奏はずっとリアでした。
アンコール1
昭和兄弟による「わたし祈ってます」の演奏がありました。
どういう経緯でこの曲が演奏されているのか私にはわかりません。
TakamiyのギターはESP ヤッターワンでクリーントーンでした。
M13 星空のディスタンス
TakamiyのギターはUltimate Archangel
一言で言うとまろやかな音のギターだと思います。クリーントーンもいい音がしそうです。
M15 Funky Cat
TakamiyのギターはESP ドラえもん
猫をもって猫を制すということでしょうか。
桜井のベースはESPの赤いジャズベでした。
M16 Sweat&Tears
TakamiyのギターはESP ゴジラ
桜井のベースはプレシジョンです。
アンコール2
M17 メリーアン
TakamiyのギターはMartin D-45
アコギ演奏のメリーアンでした。こんなことをやるんですね。
M18 Circle of Seasons
TakamiyのギターはMartin OOO-28
この曲調だったら、こっちをD-45で引いた方がそれっぽい気もします。
この曲の異常なコード進行を坂崎が雑誌で語りました。
Takamiyは18曲4曲でアコギを弾きました。
私は、2016年暮れの大阪城ホールが初参加だったのですが、こんなにアコギ弾くTakamiyを初めて見ました。
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