10月9日に宇都宮市文化会館で開催された
THE ALFEE 2022 Autumn Tour Genesis of New World 秋の天地創造のセットリストと
Takamiyの使ったギター、サウンドなどを目視で確認できた範囲でレポートします。
2016年ごろにファンになった新参者のレポートとなります。
ツアー中にセットリストを見たくない人もいらっしゃるかと思いますので、前段に関連記事のリンクを貼ります。しばらくスクロールするとセットリストが一気に登場しますのでご注意ください。
THE ALFEE高見沢の機材を紹介した記事などです。
春ツアー 千葉公演のセットリストです。
夏のイベントのセットリストです。
本編
M1 天地創造
TakamiyのギターはESP ARROW 青
ワイヤードで使用していました。
冒頭はアコギのアルペジオなしでストリングスの上がっていくフレーズからでした。
夏のイベントの2日間と同じ始まり方でしたが、いずれも違うギターでの演奏で、
今回は王道のドライブサウンドという感じでした。
M2 Rock 憂
TakamiyのギターはESP ARROW 青
ギターソロの前は曲冒頭と同じフレーズに戻るのですが、Takamiyだけがコードストロークのリフに戻ってしまい、おかしな演奏になってしまいました。本人はヤバっという感じで苦笑いでしたが、こうしたことを見られるのもライブの醍醐味かと思います。
M3 Save Your Heart ~君だけを守りたい
Takamiyのギターは ESP Flying Angel Fantasia
EMGピックアップのギターになり、前曲に比べて歪みが変わったことがよくわかる感じでした。近年のALFEEサウンドには欠かせないギターだと思います。
調べてみると98年の「Nouvelle Vague」に収録されていて、私は初めて聴いたのですが、25年前に出たアルバムの1曲が突然飛び出しても会場のほとんど人が知っている感じで、いつもながら驚きました。
M4 Orionからの招待状
TakamiyのギターはESP Flying Angel Fantasia
坂崎の12弦ギターはTSKというブランドのもので、いつも使っているやつと音が違う感じがしました。今回のやつはキラキラとした今風の音色で、いつものやつはもっとハープシコードのような響きがする気がしています。アルバム「天地創造」の通常盤のボーナストラックは
いつものやつが使われていると思います。
M5 Time Machine ~恋のS・O・S
Takamiyのギターは派手なSG
本編中もずっとクリントーンでカッティングでした。
M6 別れの心象
TakamiyのギターはMARTIN OOO-15
曲前のMCで、Takamiyはアコギに凝っていてマーチンをゲットしたことが紹介されました。
2022年11月に発売された「大人のギター倶楽部」で、Takamiyが春のツアー中に000-15を購入したと坂崎が明かしています。
M7 風に消えた恋
TakamiyのギターはMARTIN OOO-28
0がひとつ増えただけでボディーサイズが大きくなった感じが見てわかります。
特にボディーのくびれからネック側の膨らみが大きいです。
M8 Far Away
TakamiyのギターはRelish Jane 青
エレピの即興演奏のようなフレーズから直結でイントロが始まりました。
ディレイを駆使したバッキングはカラオケでしたが、オリジナルよりもパワフルな演奏と歌唱だと思いました。後奏はサビのメロディーをクランチ気味のエレキで奏でるアレンジでした。
1987年のアルバム「U.K. Breakfast」に入っていて、ミックスダウンやマスタリングをしたロンドンの夕暮れを思い描きながらイントロを作ったと演奏後のMCで語られました。
個人的にはALFEEの重要曲のひとつだと思います。下記に詳しく書いています。
M9 星空のCeremony
TakamiyのギターはO.Z.Y FA-Ⅳ Mat Black/Red
EMGピクアップの歪み方を生かしたアレンジだと思います。イントロのコーラスが大迫力でした。コロナ禍の遠距離恋愛がモチーフになっているのような感じでしょうか。
会場でCDを購入しました。
この曲のアコギについて坂崎が雑誌のインタビューで語りました。
M10 組曲: 時の方舟
Takamiyのギターは御神木 剣
夏のイベントも両日このギターでした。JACKSONのギターをシングルコイルにしたようなキーンとした独特な音色です。
M11 風の時代
TakamiyのギターはJACKSON Randy Rhodes Custom V
スワロフスキーが敷き詰められたギターですが、音はJACKSONの王道だと思います。
実機を初めて見たのですが、黒でトリムされているのでキラキラしている割には引き締まった印象です。
冒頭のボーカルが入り損ね、1番と2番の間奏のエレキのフレーズの一部が半音ずれていました。後奏のエレキも何かおかしかったような・・・
ツアー序盤ならではの貴重なテイクです。
M12 愛という存在
Takamiyのギターは御神木 SNAPPER
オリジナルはマーチングバンドのようなスネアのロールが大きな特徴だと思うのですが、省略されていました(たぶん)。スネアのチューニングを変えないと再現できないのだと思います。
ギターソロのあとは超分厚いコーラス、エレキ、アコギ、ストリングスの超特濃アレンジなのですが、ある程度省略されていたような感じでした。
全般的に再現が難しい曲ではないでしょうか。
そうした中、後奏のメロディアスなギターソロがクリーントーンでとても良く、聴いていて感動しました。
アンコール1
M13 Funky Cat
TakamiyのギターはESP ドラえもん 音というよりは猫つながりかと思われます。
「わたし祈ってます」から直結でイントロが始まりました。
ジャキジャキとしたシングルコイルのようなカッティングでした。
桜井のベースは将棋の王将にネックを取り付けたものでした。
M15 星空のディスタンス
TakamiyのギターはUltimate Archangel
イントロでジャーというエレキギターの接触不良のような音が派手に出ました。演奏中にローディーの方が飛び出してきて、ワイヤレスとギターの接続を直して対処していました。
M16 Sweat&Tears
Takamiyのギターは御神木 鏡
低音域が少ないギターサウンドだと思います。
ベースはライブのDVDなど見ても、ほぼプレシジョンが使われます。
地を這うようなジャズベの音と違ってビヨーンと攻める音だと思います。
アンコール2
M17 ラブレター
TakamiyのギターはMartin D-45
ドラムやエレピの入った賑やかなアレンジでした。
M18 Circle of Seasons
TakamiyのギターはMartin OOO-28
こんな曲だったとは・・・と驚くばかりです。ギターの低音とキーの高い3声コーラスの落差が心地よい感じです。会場でCDを買いました。
全18曲中、Takamiyは4曲でアコギを弾きました。
この曲のコード進行について坂崎が雑誌のインタビューで語っています。
本編後半の「Far Away」から「風の時代」までは時間の流れがテーマになっているのだなと感じさせられました。とてもよく考えられたセットリストだと思います。見事に本編で完結していて、そこで公演終了となっても誰も文句は言わないでしょう。
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コメント
細かい内容ありがとうございます。
高見沢さんの足元ですが、フラクタルではなく、
往年から使用しているCAEのフットコントローラーでしたね。
テレキャス様 ありがとうございます。そうだったのですね。早々に反映しようと思います。ローディーがコントロールしていたやつだと思うので何かしら操作の系統が変わったのでしょうね。
夏でいえば、ローディーが変わってましたね
テレキャス様 いつもありがとうございます。そうだったんですか。交代する時、研修とかあったのかとか気になりますね。