THE ALFEE 「U.K. Breakfast」レビュー

ファン歴6年の初心者(私)が1987年発表のアルバム｢U.K. Breakfast｣をレビューします。

ずばり、
Takamiyが「時の流れ」に向き合って書き上げたアルバムと言って間違いないです。
すべては、M1「Far Away」に集約されています。

古い手帳を開いたことをきっかけに、時の河を方舟に乗せられてこんなに遠くまで…
という状況が描かれます。(乗客は3人だと思われます)

終盤で、「あの頃にもう一度戻りたい」「2度と諦めはしない」など、その状況に対する思いが吐露される仕組みになっているのです。この構図に尽きると思います。

そして、35年後の2022年、
方舟が嵐の中を航行していると歌われます。
ALFEEサウンドのルーツを盛り込んだ天地創造の「時の方舟」です。

したがって、サウンド的にはおとなしく単調な印象ですが、歌われている内容を考えると、創作の原点をさらけ出している重要なアルバムと言えます。

ライブで不動の地位を築いている「My Truth」「終わりなきメッセージ」ですが、前提となっている「Far Away」とセットで聞くと、味わいが増すのです。
どうせ聴くなら時間をとってアルバムを最初から最後まで聞くべきです。

その「Far Away」ですがライブ演奏がほぼありません。
時の流れを音で表した「テンポディレイ」が足かせになっていると私は推測します。2022年現在、唯一のライブテイクはそれをカラオケでやっています。

筆者がBOSS GT-1で作ったFar Awayのテンポディレイ(下手)

U.K. Breakfastのサウンド

ファンの方や、オフィシャルデータブックのレビューを見ると、

｢ギターの使い方が変わった｣｢カッティングに移行した｣などと評するものが多いです。
確かにその通りで、ソロを除くとエレキギターが伴奏やアンサンブルに徹していて、突き抜けた感じはありあせん。

もう少し詳しく分析してみます。

私が専攻しているTakamiy学の教科書には
■Takamiyはエレキの新しい音色を模索することで楽曲を構築する
と１ページ目に書かれています。

このアルバムのサウンドはTakamiyがデジタルディレイTC2290出会って生み出されたものと言っていいでしょう。このTC2290を最大限に生かす演奏手法がカッティングだったのです。

U2のエッジがこのディレイを駆使したアルバム、「ヨシュア・ツリー」が同じ年の春に発売されています。Takamiyが影響を受けたことは間違いありません。

後のイベント、幻夜祭では「MyTruth」のイントロで「ヨシュア・ツリー」の「WHERE THE STREET HAS NO NAME」のフレーズが披露されます。

もうひとつの大きな要因はドラムです。主張せずウワモノ楽器に寄り添っています。

手数がかなり少なく、どの曲もシンプルです。「黄昏に瞳を閉じて」はドラムが歌っている感じですが、それでも同じフレーズが延々と続いているようです。

「Stand Up,Baby －愛こそすべて－」に至ってはプロのドラマーは必要ないという判断だったのか？
打ち込みの8ビートが延々と続きます。

響き渡るディレイと延々続くドラムのビート。このふたつが止まらない時の流れを表現しているのです。

ALFEEの中でこのディレイを多用したサウンドが消化吸収されるのは1989年の｢FAITH OF LOVE｣あたりで、この｢U.K. Breakfast｣は飛びついて食べてみたという感じなのではないでしょうか。

この時代のアンプについてはこちらです。

バリエーション

アルバムは、日本で録音され、ロンドンでミックス、マスタリングされています。

そのことが原因で、
シングル曲「My Truth」と「It’s Alright」の2曲は、アルフィーのディスク史の中では複雑な生涯を歩むことになります。

詳しくはIt’s Alrightのレビューに記しますが、

どういう複雑さになるかというと、「My Tuth」の音源は
シングルとアルバムの2つのミックスバージョンがあり、

■シングルミックス
　→1　1987年　オリジナルマスター盤(@一口坂スタジオ?)
　　2　1997年　リマスター盤(＠ソニー信濃町スタジオ)
3 2004年リマスター盤(＠L.A ブライアン・ガードナー)

■アルバムミックス
　→１　1987年　オリジナルマスター盤(＠ウェセックススタジオ)
　　2　 2014年　デジタルリマスター盤(＠アビーロードスタジオ)

My Truthだけでも少なくとも5つのマスターがあるのです。

マスタリングとは簡単に言うと、
ミックスダウンされた音にコンプレッサーやリミッターをかけて
最終的な「商品の音」に仕上げる作業です。元の音源を複製する過程で手を加えるので
スタジオの機材や、何よりパラメーターを決める技師の腕次第で音が違います。
録音してミックスした音とマスタリングされたCDの音は別物です。

アルバムミックスは2014年に再び渡英しデジタル化され、配信で非圧縮の音源を手に入れることができるようになりました。Takamiy的にはマスターテープを海外に持ち出す必要もなくなったと言えるでしょう。

同じシングルでも、「1月の雨を忘れない/Girl」はアルバムからシングルカットされているので、同じく2004年にリマスターされているものの、そこまで複雑な人生にはなっていません。

ちなみに2004年にメリーアン以降のシングルA面の音源がリマスターされ音のレベルや抜けが改善されたのですが、その時、メリーアンや星空のディスタンスは新録音された為、もとのシングル盤の音源はリマスターされていません。

各曲レビュー

M1 Far Away

新しいALFEEサウンドが誕生した瞬間です。

アコギだけでやっていた時代からするとまさかこんなサウンドに
到達するとは思ってもいなかったでしょう。

BPM128でテンポディレイのかかった複数のギターと、ドラムの「ドンッドドッパン」という強いリズムが音の壁を作っています。ウォールオブサウンドと言われる手法です。

一方、歌の内容に目を向けると、個人的には「Rockdom-風に吹かれて-」の兄弟曲のように思えてなりません。特にサビはRockdomのメロディーラインをマイナーキーにしたような感じで、Takamiyのボーカルのいいところが詰まっている感じも似ています。

この記事の冒頭にも書きましたが、シンプルで淡々としたコード進行をバックにALFEEの創作の原点になっている想いなどを歌った曲だと思います。

このアルバムを理解する、読書のための読書的な楽曲と言えます。

主なライブ映像

■Victory Stadium GOLD NIGHT Special
TakamiyのギターはGIBSON Les Paul Custom 1968
ディレイのバッキングが聞こえるのにTakamiyは弾いていない・・・カラオケです。

案の定というか、ライブでの再現は相当難しいと思います。
付点８分ディレイがこの曲の命なのですが、カラオケなのか？アフレコなのか？
このパートだけがマスタリングされたようなきらびやかで整った音で流れています。

エフェクトのかかっていないドライ音をモニタしないと
自分がどこを弾いているのかわからなくなります。
ピッキングした覚えのない16分音符が終始飛び交う中、歌いながらとなると・・・

それはさておき、このライブでは次の曲が「終わりなきメッセージ」なのです。
無理してでもFar Awayをやるべきとの英断があったと思われます。
硬派なライブだったことが伺えます。

M2 Girl

Takamiyのイントロ史上最もシンプルなエレキリフだと思いませんか？
なにせ、Esus4のストローク１発だけです。

しかし、テンポディレイという魔術によって残りの３拍が儚くこだまし、めちゃくちゃかっこいいイントロになっています。

そして、2人で呼吸をあわせて突然始まるボーカル。簡単なようで、ライブでは違う音階を同じタイミング、同じ速さでいきなり歌わないといけません。素人なら「せーの」ですが、坂崎が空いた手で桜井の肩をタップして歌い始めます。

他のサウンドに目を向けると、
独自なハイハットの使い方のドラムは山木秀夫、シーケンシャルな間奏のメロディーなどキーボードは井上鑑がクレジットされています。こだわりの１曲ですね。

本気になれず自分に苛立つ男を坂崎、桜井がうまく表現している気がします。
テクニカルな側面がボーカルに宿っています。

主なライブ映像

■Millennium Carnival Ⅱ
TakamiyのギターはESP Maria Angel
野外だが月明かりのない時間の演奏後奏でCmのギターソロが入る
■YOKOHAMA PERFECT BURN 8.8 Burn Into Memory Night
TakamiyのギターはTongari Star
■THE ALFEE 35th anniversary 2009 My Truth Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはOZY FA-Ⅳ Tribal
■Best Hit Alfee 2015 One Night Circle
TakamiyのギターはMetal Blue Cross-T

M3 Stand Up,Baby －愛こそすべて－

冒頭ドラムのスネア1発がかっこいい

1番のサビからエレキのバッキングが８ビートで入ります。これはシングルコイルの音なのか、ギターでなくシンセなのか？。

ALFEEの楽曲史上、最初から最後までサウンドがほとんど変わらない曲の代表と言っていいと思います。ドラムが単調で、ライブでは人が叩くのですが、打ち込みのほうがハマッています。

別音源

Stand Up,Baby (Punk Mix)／ALBUM『Berlin Calling』

主なライブ映像

M4 黄昏に瞳を閉じて

サウンドのテイストの違う「It’s Alright」を除いてアルバムナンバーワンの硬派曲だと思います。
冒頭に書いたこのアルバムのコンセプトで言うと、恋愛面から過去を振り返った曲と言えます。

アルバム中、この曲だけドラムがSOUL TOUL、キーボードが山石敬之となっていて、
エレキ、ドラム、シンセが三位一体となって、都会的で乾いたような感じのサウンドを目指している印象です。

言い方が悪いかもしれませんが、詞の内容に反してエロい感じのサウンドというか、オトナというか・・・

そして、アルバム中唯一完全な落ちサビのあるアレンジです(アカペラになる)。

前曲から一転、再びディレイの効いたギターサウンドに戻るのですが、尖った感じの感じの激しい歪み方で、アンプが違う感じです。このアルバムのナンバーワン歪みサウンドです。

同じテンポディレイでも歪み量を変えるなど、いろいろ試していることが伺えます。

主なライブ映像

■BRIDGE ACROSS THE FUTURE REEL I
TakamiyのギターはPAUL REED SMITH CUSTOM24
乾いた歪み方のいい音
■AUBE 2008 RENAISSANCE Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはO.Z.Y T’s Potberry TP-230
■俺たちの武道館 2020
TakamiyのギターはEX18-29 STREAM-GT Custom
無事にブルーレイが発売されようやく見ることができました。

M5 聖夜－二人のSilent Night－

アコギの音がロックの音になっています。
Aメロ歌い出しの直前のエレキもこのアルバムならではの音です。

サウンド全体がクリスマスっぽい感じに寄せられているなか、間奏のシンセにかけられたディレイがより一層クリスマスを演出している感じです。うまい使い方だと思います。

涙を拭いて幸せに12月が終わります。(アナログレコードだとA面ラストです)。

別音源

聖夜－二人のSilent Night－ (Live Version)／Lifetime Love／Wonderful Days [通常盤C]

主なライブ映像

■■Count Down1998 Nouvelle Vague Live at BUDOKAN
TakamiyのギターはDonald
■Final Count Down A.D.1999 Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはESP Maria ※天使でなく聖母
■Best Hit Alfee Final 2018 冬ノ巻 Château of The Alfee III Live at BUDOKAN Dec.24
Takamiyのギターはドラえもん
■THE ALFEE BEST HIT ALFEE 2020-2021 LOVE & HOPE 秋の夢冬の夢
TakamiyのギターはUltimate Archangel
■AUBE 2000 Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはSWACTH
■AUBE 2001 GLINT BEAT Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはViolet Rose
■AUBE 2002TRANSFORMATION Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはPrince-T 白(のちにリペイントか)
■AUBE 2003 GOING MY WAY Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはBrian T #2
■30th anniversary 2004 Travelin’ band Live at BUDOKAN Dec.24
■AUBE 2005 STARTING OVER Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはHeart Angel
■AUBE 2006 ONE Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはLes Paul Standard Reissue 1959
レスポールでの演奏はレア
■AUBE 2007 天河の舟 Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはHeart Wing
■AUBE 2008 RENAISSANCE Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはJACKSON Randy Rhodes V (リアピックアップのみの仕様)
イントロは強めのワウ
ソロ活動時のようなメタルサウンドでバッキングも微妙に違うフレーズ
■THE ALFEE 35th anniversary 2009 My Truth Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはMetal Angel
■AUBE 2010 Neo Universe II Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはCrystal Angel
■Neo Universe 2011 Final Series I Love You, Always… Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはPrince Angel
■Neo Universe 2012 Final Series Catch Your Earth Live at BUDOKAN Dec.24
■Neo Universe 2013 Final Series Grateful Birth Final Live at BUDOKAN Dec.24
■THE ALFEE 40th Anniversary 2014 GENESIS FINAL Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはFlying A Limited Anniversary Version 2014
■THE ALFEE BEST HIT ALFEE FINAL 2015 Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはESP Venus Angel
ふなっしーのギターはオレンジのFlying TV
■THE ALFEE Best Hit Alfee Final 2016 冬フェス Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはAngel Classic V
冒頭でドラムのカウントが始まってしまいアコギのアルペジオが省略されカッティンングからに。
ダメだと思います。驚きながらも即対応する坂崎はスゴい。
■THE ALFEE Best Hit Alfee Final 2017 冬フェスタ Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはUltimate Archangel
■Best Hit Alfee Final 2018 冬ノ巻 Château of The Alfee III Live at BUDOKAN Dec.24
Takamiyのギターはドラえもん

お気づきかもしれませんが、ギターの被りがほぼありません(500本以上あるので余裕)。
毎年違うギターで演奏しているので毎年違うサウンドです。
特に2008年の武道館はメタル化仕様です。

残暑厳しい8月下旬から9月中旬にかけて少しずつ調べました。
この時期にこの曲をこんなに視聴した人はそういないと自負しています。

M6 1月の雨を忘れない

レコードだとここからB面ですが、CDだとラブラブなクリスマスから絶望の淵へ落ちる感じを体験できます。

無機質なイントロこそエレキギターですが、シンセやピアノがメインのサウンドです。
そして間奏はガットギター。サウンド的にはバンドというよりは1983年の｢真夜中のロマンス｣｢不思議な関係｣とかの雰囲気に戻った感じです。｢夕なぎ｣とかもそうでしょうか。

考えようによっては、まだまだ全盛だったテレビのベストテン番組などで演奏することを考えたサウンドなのかもしれません。

そして、Bメロ後半「都会の孤独を・・・」はウォールオブサウンドの力強いリズムに、切り裂くようなシンセのオブリガードが効いています。

突如エンディングでガットギターとエレキの掛け合いが発生していて、こもこの曲の大きな特徴ですね。

キーはBm。Bメロ「冬の街角・・」を歌ってみるとわかると思うのですがかなり高いです。

アルバム発売後にシングルカットされたので、アルバムとシングルは同じ音ですが、
■1997年にソニーの信濃町スタジオでリマスター(EMOTIONAL MESSAGE SONGS)
■2004年の30周年ベストアルバムでL.Aのブライアン・ガードナーによってリマスター
■2014年に英国でデジタルリマスター
主に上記3つの音源が存在します。

ちなみにソニーの有名なヘッドフォン、MDR-CD900STは信濃町スタジオで使うために開発されたものです。

主なライブ映像

■THE ALFEE 2500回記念雷舞祝！桜井賢還暦コンサート
TakamiyのギターはAmorous FR-CTM
■THE ALFEE BEST HIT ALFEE 2020-2021 LOVE & HOPE 秋の夢冬の夢
TakamiyのギターはFRX-CTM-FT NT

ESP Original Series -AMOROUS FR-CTM-

M7 It’s Alright

マラソンを音で表現した感じがします。したがってサウンドはともかく、このアルバムのコンセプトからは少し外れていて、アナログ盤には収録されていません。

冒頭の大きな破裂音はスタートのピストル音、そしてメジャー転調する間奏のファンファーレは表彰式でしょうか。その間奏終わりは激しい息遣いのように聞こえます。
「走り続ければ何かが見える」とストレートな歌詞も。

Gmで始まった曲ですが、最後のエレキのソロは転調してAm、F、G、Eの進行になります。ギター弾く人なら嫌いな人はいないでしょう。

ライブ音源は少ないのですが、
ミックス違いがあり、4回以上リマスターされています。

■オリジナルマスター(My Truthのカップリング)

■アルバム収録時にレイフ・マッケンナがリミックス、
　マスタリングもロンドン(アイアン・クーパー)

■2004年に発売されたマラソンまとめアルバム「夢よ急げ」では、シングルミックスを
リマスター(L.A ブライアン・ガードナー)

■2014年の40周年BOXセットでは、レイフ・マッケンナがミックスした音源を
アビーロードスタジオでデジタルリマスター(マイルス・ショウウェル)

収録アルバムは異なりますがMy Truthも同じような感じです。

ハーフスピード・マスタリングを支える重要人物 ― マイルス・ショーウェル氏（アビー・ロード・スタジオ）インタビュー (1/5) - PHILE WEB

ハーフスピード・マスタリングを支える重要人物 ― マイルス・ショーウェル氏（アビー・ロード・スタジオ）インタビュー

シングルB面の曲ですが、マラソンのイメージソングとなったことで出世街道に。

まさに世界を駆け巡った音源と言っていいでしょう。

別音源

It’s Alright／SINGLE『My Truth／It’s Alright』

主なライブ映像

■THE ALFEE 2013 Special DVD “Grateful Birth”
TakamiyのギターはFlying Angel Fantasia
イントロはシンセとハモる
ドラムとキーボードが簡略化された感じがしますが演奏自体は素晴らしいです。
ギターソロ後に落ちサビになるアレンジ。
後奏のソロを念頭にFlying Angel Fantasiaが選ばれたと思います。

M8 クリスティーナ

エレキのリフや構成など、ジェネレーションダイナマイトを長調にしてポップにした感じでしょうか？

曲調と詞の内容はともかく、よく似ています。構成に至っては

■間奏のあと、Aメロに戻る(ジェネレーションダイナマイト)
■間奏のあと、Bメロに戻る(クリスティーナ)

の違いしかないような気がします。
なんと言ってもエレキのリフがそっくりなのが大きいです。

ただし、この曲のエレキは間違いなくシングルコイルの音だと思います。

「黄昏に瞳を閉じて」と「1月の雨を忘れない」で主人公の男は十分反省したのか、この曲では「思い出にしたくない」と宣言しています。

主なライブ映像

■ALL OVER JAPAN 4 ACCESS AREA 1988
TakamiyのギターはJACKSON Dinky 赤黒の斑
■『Legend of The Stadium V Gold Legend』
TakamiyのギターはFENDER Telecaster 白
■We Get Requests ! DVDパンフ公式版
TakamiyのギターはFLYING A-Ⅲ ピンク
桜井がハンドマイクで歌い、ベースは坂崎　レア
■『Best Hit Alfee 2015 One Night Circle』
Takamiy (昭和兄弟)のギターはビザールな白いエレキ。ボワっとした音

M9 My Truth

イントロが命です。

イントロのエレキのディレイサウンドの存在が大きいのですが、直後、シンセの和音メロになる瞬間、
パワーコードが半拍子早く入るのがおわかりでしょうか？
シングルミックスにはこれがありません。

ライブではこの半拍はみ出しを坂崎が担当します。「星空のディスタンス」のAメロ直前でアコギの音が少し先に鳴るのが分かりますか？それと同じです。

個人的にはこのアルバムミックスのMy Truthは物足りない感じがします。
シングルミックスにあった歌中のアルペジオがごっそり落とされているのと、
全体的に中音域がカットされて抜けがよくなっていることと引き換えに、
シンセサイザー特有のぶっとい音がさっぱりして聞こえます。

曲の内容については、フォーク時代の楽曲もちゃんと聞いて、もう少しALFEEへの理解を深めて更新しようと思います。

別音源

■SINGLE『My Truth／It’s Alright』

■My Truth(Live at Budokan)／Final Wars!／もう一度ここから始めよう

■My Truth（俺たちの武道館 2020 Live Ver.）
　／SINGLE『The 2nd Life -第二の選択-／光と影のRegret

主なライブ映像

■THE ALFEE 35th anniversary 2009 My Truth Live at BUDOKAN Dec.24
SG ビブラート付き
パワーコードをコードストロークで弾く
■MEIGAKU LIVE 3 NOVEMBER 1987
T-Custom 黒
■U.S.CAMP DRAKE ASC THE ALFEE 1989.8.13 SUN
PAUL REED SMITH GUITARS Custom24
エレキギターだけが大幅に違うアレンジ　ベースはアルバムミックス
■幻夜祭 Blue Phantom Eve
TakamiyのギターはTOM ANDERSON Drop Top 緑
サビまで全部テンポディレイ
ソロでドライブ(オリジナルと別フレーズ)
イントロでwhere the street has no nameのフレーズが飛び出す
■Legend of The Stadium V Silver Legend
TakamiyのギターはRoy Bukanan
■LOVE & PEACE A DAY OFPEACE Aug.15
PAUL REED SMITH GUITARS Singlecut Trem 黒
■THE ALFEE 25th Summer 2006 YOKOHAMA STAR-SHIP Only One Night Aug.12
Takamiyのギターは1959 Les Paul Standard Reissue
シンセの音色とギターソロ後のドラムが何か違う気が・・・
■Neo Universe 2012 Final Series Catch Your Earth Live at BUDOKAN Dec.24
TakamiyのギターはExplorer Korina Heritage