THE ALFEE 風の時代 市川 セットリスト

THE ALFEE

2023年4月18日に千葉・市川市の市川市文化会館で開催された
「THE ALFEE 2023 Spring Genesis of New World 風の時代」のセットリストと
Takamiyや坂崎が使ったギター、サウンドなどを目視で確認できた範囲でレポートします。

今回は1階のかなり前方だったので桜井のベースが判別できました。かつ、このツアーは2度目の参加で、セットリストが頭に入っていたこともあり、各曲のキーや奏法などがいつもよりも詳細にわかりました。

と同時に、Takamiyの右手小指にテーピングがされているのが確認できました。怪我でもしたのでしょうか。気になります。

以下、少しづつネタバレが入りますのでご注意下さい。

セットリストの17曲中、80年代のものが11曲を占めました。特にアンコール5曲はすべて87年以前の楽曲でした。声出し重視のセットリストと言えるでしょう。

というわけで、

記事のリンクの空間をスクロールするとセットリストが記載されています。ツアー中にセットリストを見たくない人はご注意ください。

本編

M1 鋼鉄の巨人

TakamiyのギターはJACKSON Randy Rhodes V (スワロフスキ)
坂崎のギターはTSK 3カポ
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1962(ピックガードなし)

驚きました。イントロのバスドラ2発目が16分音符になり、1番と2番の間奏がライトハンド奏法になっていました。6日に川口で聞いた時とは大違いです。私の願いが叶ったようで超大満足です。
坂崎のギターと桜井のベースはこの曲だけの登場で、全音下げチューニングだと思います。

M2 恋の炎

TakamiyのギターはJACKSON Randy Rhodes V (スワロフスキ)
坂崎はハンドマイク
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom

坂崎はハンドマイクでしたが袖に行かずずっとセンターでした。その坂崎ですがサビはセンターで煽りながら、実は下パートのハモを担当しているのが個人的にはツボです。
普通のバンドではそういったことはなさそうです。

オリジナルキーはEmですが桜井のベースからすると半音下げのチューニングでの演奏です。
前曲で使用したジャズベと、このNavigator Sakurai Customは瓜二つで、ヘッドのロゴが見える座席でないと判別が難しいです。塗装だけでなく傷までも同じです。

この曲の終盤で何年振りかで声出しした人が多数いたと思います。

M3 風の時代

TakamiyのギターはFlyng Angel Fantasia
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

アコギとベースはこのツアーのレギュラーチューニングの基本形だと思われます。
聴きどころはたくさんあるのですが、坂崎はMCで「1階も2階も最後までよろしくー」と言った後、
すぐにイントロの「Ah」のコーラスになるところでしょうか(桜井と2声)。ものすごく難しいことをやっています。その神技の一方、
Takamiyはソロの後半部分が弾けていませんでした。決めのメロディーなので頑張って欲しいです。
川口では同じEMGピックアップを搭載したESP Stained Glassでしたが、この市川ではFlyng Angel Fantasiaに変えてきました。そして、結果的にそのFlyng Angel Fantasiaはこの曲でのみの登場でした。

M4 風曜日君を連れて 

TakamiyのギターはESP Stained Glass
坂崎のギターはTSK 12-5B
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
この曲もレギュラーチューニングでした。イントロのコードメインのリフはA G Dのコード進行のようです。

M5 THE AGES

TakamiyのギターはE-Ⅱ Flyng V (白、トレモロなし、リバースヘッド、インレイはTUSK)
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
レギュラーチューニングでの演奏。3人のボーカルも力強くとてもかっこいい演奏でした。

ARROW NT | ESP GUITARS
ARROW 6弦 / Tune-matic Type ブリッジ搭載, String-Thru-Body

メンバー紹介のコントに続いて、ツアーパンフの説明がありました。
桜井のステップにシンクロした効果音は「あん ぽん たん ばか ばか」「ばかやろう」でした。
坂崎は「ど す け べ じじい」、Takamiyは「じつ は おまえが いちばん ばか ラムネ 飲めない」でした。坂崎が最後に「次はいちばんすけべを希望」とオチがついていまいた。

ギャグ自体は小学校低学年にしか受けないレベルですが、Takamiyが恐る恐る大股で歩くのが個人的にはツボです。「ラムネ飲めない」と聞こえたのですが、意味不明なので違っているかもしれません。ラム酒の可能性もあります。

M6 恋人の歌がきこえる

Takamiyのギターは御神木Snapper
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

坂崎が「それでは演奏会に」とコントを〆てはじまったのですが。。
個人的にオリジナル含めちゃんと聴いたことがない曲でした。オリジナルアルバムに収録されておらず、ALFEE GET REQUESTSにも入っていない曲は埋もれています。

レギュラーチューニングの楽器編成で彼らの楽曲にしては隙間の多いアレンジだと思います。イントロのシンセのメロと、Aメロバックの動きのあるベースが印象的でした。そしてサビの直前に入るエレキのF♯Bの力強いバッキングがカッコよかったです。

御神木Snapperですが、EMGピックアップが搭載されていました。間奏のギターソロはフロントピックアップを使って甘いトーンを出していました。

M7 人間だから悲しいんだ

TakamiyのギターはD-45
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
レギュラーチューニングでの演奏。Bメロの最後から2つ目のコードが不思議な響きだとずっと思っていたのですが、Takamiyの運指を見るとB♭でした。転調していたのです。つまりB♭からEというコード進行なので不思議な響きだったようです。

間奏は音源だと、F♯G♯ABを繰り返しながらギターソロが入るのですが、ギターソロがないので1回目のBのあとにCDEと上がってそのままサビになるアレンジでした。後のMCでリハーサル中に坂崎と考えたとTakamiyが説明していました。
「アコギだけでやった方が歌詞が刺さる」「なんでこのアレンジでシングルを出さなかったのか」などと自画自賛していました。

M8 GLORIOUS

TakamiyのギターはGIBSON Les Paul Standerd 1978
坂崎のギターはTerry’s Terry TS-100C No.8
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom
半音下げチューンングの楽器編成です。坂崎のTerry’s Terry TS-100C No.8ですが、4月13日に生配信された「しおこうじ お台場フォーク村」でなぜか玉井詩織が弾いていて、その時も半音下げチューニングでした。ちなみに同時に坂崎は1968年製のD-45を使っていました。

演奏ですがTakamiyのボーカルがよかったです。「君を幸せにすることが♪」は叫んでいましたが、この手の叫びは久しぶりに聞きました。個人的にはチケットが当選してこの場にいるだけで幸せです。

M9 Never Say Die

TakamiyのギターはOZY FA-Ⅳ Mat Black
坂崎のギターはTerry’s Terry TS-100C No.8 2カポスタート 転調後はカポなし
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom

半音下げチューニングです。Takamiyの左手はF♯m D Eのコードを押さえていました。
つまり、キーはFmということになるのですが、これはTHE ALFEEの楽曲にはあまりないパターンです。(EmかF♯mにすることが圧倒的に多い)
歌ですが、出だしは桜井と坂崎の2声、Bメロは桜井、サビは3声とTakamiyソロでした。
複雑な3声スイッチボーカルを楽しめるアレンジです。

M10 時の方舟

Takamiyのギターは御神木剣
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
レギュラーチューニングです。坂崎のソロの前にTakamiyがクリーントーンでコード弾きをしていました。コードはEm G D Gで、オープンコードを押さえていました(古い水夫は♪の直前のパートです)。音源にはないアレンジです。

M11 Count Down 1999

TakamiyのギターはJACKSON STARS Randy Rhodes V
坂崎は青いエレガット(Buscarino?)
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom

楽器は半音下げです。重要楽器である坂崎のエレガットは坂崎のギター本にも掲載されていないようです。
時間をテーマにした曲でくくれば前曲「時の方舟」とワンセットかと思われます。

M12 鋼の騎士Q

TakamiyのギターはLes Paul Standard Reissue 1959
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

TakamiyのLes Paul Standard Reissue 1959はワイアードで使用していました。
レギュラーチューニングです。サビはかなりキーが高い状態になると思います。
間奏で「Hey」と合いの手が入ります。
ギターソロのあとは転調して半音あがります。

アンコール1

ここから先はマラカスライトを(今期初)発動し、メモ取りを放棄したので簡易版です。

M13 クリスティーナ

TakamiyのギターはGIBSON John Sykes Les Paul Custom
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
イントロ前にAのコードでかき回しての演奏でした。
「恋の炎」「鋼の騎士Q」に続いて「HEY」の合いの手を入れるタイミングがある曲です。

またさきブラザーズのコントとなりました。

M14 星空のディスタンス

TakamiyのギターはESP Ultimate Arcangel
坂崎のギターはTMJ-051KS(ボディートップに星模様)
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
レギュラーチューニングです。キーはBm。

M15 Sweat&Tears

TakamiyのギターはJACKSON STARS Randy Rhodes V(リバースヘッド 白模様)
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはプレシジョン
レギュラーチューニングです。
最後のかき回しはCのコードでした(運指を目の前で確認しました)。
状況証拠からするとプレシジョンベースはレギュラーチューニングです。

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M16 恋人になりたい

TakamiyのギターはJACKSON STARS Randy Rhodes V(リバースヘッド 白模様)
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはプレシジョン
Sweat&Tearsから間髪入れずに演奏したため皆同じ楽器です。
本編のコントでは「どすけべじじい」といじられていましたが、アンコールで「こうちゃん」と黄色い声援を浴びることになりました。どすけべだろうがちびだろうがみんな坂崎が好きなのです。

2拍を機械的に数えればいいだけの話ですが、1発目が8分休符のスネア3発のあとにコールしなければならず、非常に難しい「こうちゃん」です。

したがって

スネアをタ タ タ (タ)と数えたらダメで、(ウ) タ タ タ「こうちゃん」のタイミングです。
なぜ一般人2000人が間違えずにできるのか謎です。

アンコール2

M17 See You Again

TakamiyのギターはGIBSON Jimmy Page NO.1 Les Paul Custom Authentic
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

レギュラーチューニングです。これぞCmという感じです。
聞きどころとしてはTakamiyの80年代ぽいドライブサウンドのギターでしょうか。
ソロ弾きはなく、ひたすら低音バッキングだけの珍しいパターンの曲です。

それはさておき、2000人がピッタと「See You Again」と歌い始める様子は圧巻です。
私は6日の川口公演で初めてこの曲を生で聴いたのですが、驚愕しました。

客たちは初めからずっと一緒に歌っているわけではありません。演奏がパタっと止まった瞬間に一斉に歌い始めるのです。なんということでしょうか。すごいです。感動です。どこで練習したのか?

しかも、
音階で言うと、ドー ドドッシと坂崎のように上パートで歌う人と、主旋律のソーソソッファと歌う人がいるのです。奥が深すぎる世界です。

話を戻して、、、
客側の歌い始めのタイミングとしては、「さよならは言わない」「恋人のまま別れたい」の歌詞がすべて「See You Again」に置き換わってから何ターンTakamiyが歌うかを見極めればよいと思うので、あと2回くらい参加すれば私もピッタっといけそうです。

ちなみに、曲終わり前の最終ターンはTakamiyが「もういっちょう」と合いの手を入れるのでバンドメンバーにはわかりやすい状態であると言えます(身内には親切なTakamiy)。

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