7月31日にぴあアリーナMMで開催されたTHE ALFEE 2022 Summer Genesis of New World 夏の天地創造、2日目のセットリストと使用されたTakamiyのギター、奏法などです。目視で確認できた範囲でレポートします。
2階席の上手袖の近くだったため、Takamiyのラックやスタンバイ中のギターがよく見えました。
VHTのアンプ、PITTBULL ULTRA-LEAD は見当たらず、Fractal Audio SystemのAXE-FXⅢが導入されていてまいした。
これは何かというと、入力信号に対するアンプやエフェクターの動作をCPUで演算する(DSP)機器です。1台の中に何百ものアンプが入っています(実機使用しているCAE 3+SEも入っています)。バッキングの多くはこのプロセッサーが使われていました。
ラックの中のAXE-FXⅢですが、2018年ごろにはVHTのパワーアンプが納められている場所にセットされていました。そして、AXE-FXⅢの下にCAE 3+SEが鎮座しておりました。
VHTのアンプが引退していたとしたら、チューブアンプはCAEの3+SEだけになります。
このアンプは健在でした。
参考までに、初日のセットリストとギターです
こちらは2017年ごろのTakamiyのラックです。
春ツアー 千葉公演のセットリストとギターです。
本編
M1 天地創造
TakamiyのギターはRELISH Jane
水色のボディーに白いレースの模様のような意匠が描かれたやつです。ストラップはElara。
初日と同じ曲でスタートですが、私的にはギターの音が全く違うため新鮮でした。
シングルコイルのテレキャスのような音だと思います。
M2 メリーアン
TakamiyのギターはRELISH Jane
王道サウンドとは程遠い音色で、1曲目同様聞いた感じの印象が違います。イントロのパワーコードもギャキっとしたギターサウンドで、新鮮です。
M3 Orionからの招待状
TakamiyのギターはRELISH Jane
ソロは出だしでワウペダルを踏んでいました。
M4 悲しき墓標
TakamiyのギターはESP Flying Angel Fantasia
イントロはクリーントーンでEmのアルペジオをオルタネイトで弾いていました。
歌中のバッキングはこれぞALFEEという感じのドライブサウンドで、間奏の途中、EからCくらいまで下がるアーミングがありました。ダウンしたアームを戻しながら横にビブラートをかけるのが高見沢流なのでしょうか。
80年代のアンプについて扱った記事です。
M5 二人のSEASON
TakamiyのギターはESP Flying Angel Fantasia
ドライブサウンドでした。間奏のAmの分散コードはスウィープピッキングでした。が
最初のダウンピッキングが16分音符よりも早く弾きすぎている感じがしました。
M6 夢よ急げ
TakamiyのギターはESP Flying Angel Fantasia
ステージ袖までやってきたので間近で見ることができました。
M7 My Life Goes On
TakamiyのギターはFENDER Customshop Quilted Maple Top Stratocaster
ユーリシスコフが製作したリバースヘッドのストラト。
チョーキングのフレーズはイーブンタイドのハーモナイザー2台に信号が入力されていました。
M8 あなたに贈る愛の歌
TakamiyのギターはFRX-CTM-FT NT
ギターを自由に選べる曲だと思いますが、定番のFRXでした。バッキングの歪みがこのギターならではな感じがしました。
M9 星空のディスタンス
TakamiyのギターはESP Ultimate Archangel
冒頭はアカペラでサビをハモっていました
M10 My Truth
TakamiyのギターはRELISH Jane
再びこのギターが登場。イントロは歪みのパワーコードでしたが、歌中はクリントーンでテンポディレイのかかった8分音符のアルペジオでした。ソロの出だしが半音フラットした感じで、メジャースケールでなくペンタのように聞こえました。
M11 Time Machine ~恋のS・O・S
TakamiyのギターはFENDER Kurt Cobain Jaguar
イントロのEペンタトニックのフレーズはリアピックアップ、歌中はセンターでした。イントロの安っぽい感じのギターフレーズはハーモナイザーに信号が入力されていました。
コーラスがウーアーと「ONLY YOU」などだけのピンポイントで入る一味変わった曲だと思います。
M12 組曲: 時の方舟
Takamiyのギターは御神木 剣
両横のモニタが消灯。クリーンから歪みまで目まぐるしくサウンドが変わりました。
♪嵐が〜 のバッキングのDmのリフはハーモナイザーがかかっている感じでした。
M13 明日の鐘
TakamiyのギターはFRX-CTM-FT NT
バッキングになるとAXE-FXⅢの入力インジケーターがびんびんに振れていました。
ソロは別なアンプが使われていました。
アンコール1
M14 Funky Cat
TakamiyのギターはESP Snapper TAKAMIY Custom
ソロも含めほぼ全編クリーントーン。エッジの効いた抜けの良いジャキっとした音です。
きのう確認できなかった最後のボトルネックはカットされていて、ずっとカッティングでした。
ジャズベースでない高出力の赤いベースが使用され、この曲だけ音の聞こえ方がだいぶ違う感じです。
M15 D.D.D! ~Happy 65th Anniversary for Donald Duck~
TakamiyのギターはESP Donald
ギターソロ以外音程があるのはスタッカートのシンセフレーズと全音符のピアノだけ。
ギターソロもD,E,Gのペンタトニックの単調なフレーズで、全体的にミニマルを目指した感じです。
M16 Final Wars
Takamiyのギターは O.Z.Y FA-Ⅳ Mat Black/Red
定番のドライブサウンドでした。
M17 Sweat&Tears
Takamiyのギターは O.Z.Y FA-Ⅳ Mat Black/Red
バッキングのアンプはAXE-FXⅢでした。
アンコール2
M18 明日なき暴走の果てに
TakamiyのギターはMARTIN 000-15
終始アルペジオでした
2022年11月に発売された「大人のギター倶楽部」で、Takamiyが春のツアー中に000-15を購入したと坂崎が明かしています。
M19 ROCKDOM -風に吹かれて-
Takamiyのギターは御神木 鏡
イントロのギターフレーズはAXE-FXⅢが使われていました。
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