2022年11月上旬
中古ギターが大量にあるリサイクルショップ「お宝発見 岡山店」に行ってみました。中国地方でここまでたくさんの中古ギターやアンプ、エフェクターが手に取れる店はないと思います。
値段は相場通りですが、
お宝という名の通り、あまり見かけないレアなアイテムもたくさんありました。
24時まで営業しているのも楽器店としては異例でしょう。
店員は近くにはおらず、商品は、ほぼ放置された状態です。消費者の立場から言うと、店員に声をかけられずじっくり見られ、試奏なども時間を気にせずできそうです。
しかし、
商品のPOPに書かれている情報は乏しく、見た目以外のことを判断するのは難しい感じです。
そこで、
ひとまず、効率の良い買い物のしかたは
スマホでデジマートのサイトを見ながら物色する
もしくは
あらかじめデジマートで見ておいて店舗で実機を探す
ということになるかと思います。
まさに宝探しと言えるでしょう。
しかし、もっとすごいのは店のHPです。
なんと、買取価格、つまり仕入れ値が明示されているのです。
ひとまず、店の概要、気になった商品の順に紹介します。
お宝発見 岡山店での買い物のしかた
外観からは中古ギターが充実している雰囲気は皆無です。普通のリサイクルショップにしか見えません。トレカとか古着が充実していそうな店構えだと思います。
ところが、入店してみると・・・
広い店内の一角に膨大な数のギターやアンプが展示されています。ジャンク扱いの激安なものから50万円クラスまでとにかく大量です。
買取にかなり力を入れているようで店の外には買取専門のカウンターがあります。
店のブログの記事はほとんど買取日記なのですが、
ここで、驚愕の事実が目に飛び込んできます。
なんと買取価格が表示されています。目を疑いました。
正確に言うと買い取る時に持ち主に支払った金額が掲載されているのです。
つまり、店側の粗利が筒抜けなのです。
注目のギター
具体的に紹介します。
都内の中古ギターショップでもあまり見かけないJimny Wallace GuitarsのT-Birdがありました。
私は初めて実機を見ました。
スマホを手に取り、デジマートのサイトでこの店の在庫をみると、状態やフレットの残りなどが比較的詳しく書かれています。
次に店のHPを見ます(写真下)
30万円で買い取られたものでした。それが49万8000円で売られているのです。
ベストな買い方とは
つまり、
スマホでデジマートを見て状態を確認
続けて店のHPで仕入れ値を確認
というのがこの店で納得のいく買い物をするためのソリューションなのです
およそ50万円の価格。ネットで調べてみると、おおよそこの値段が相場なようですが、
買い取られた価格がわかるので、相場を調べるよりもそっちの方が説得力があります。
消費者側のメリットを前向きに考えると
購入した商品を手放す時の売値がおよそ分かった上で購入できる
ということになります。出口戦略が立てやすいでしょう。
個人的には
仕入れ値があからさまにわかると購入意欲が極端に落ちます
みなさんはどうですか?
かなり変わった店であることが実感できます。
さらに謎は続きます。
お宝エフェクター
エフェクターで目に付いたのは10万円越えのBOSS OD-1。
OD-1の製造された年代は、
ロゴが全角のOD-1か
半角のOD-1かで区別するのですが、
ガラスケースに入っているうえに、値札で見えません。ケースを開けさせて購入を促す戦略?でしょうか
OD-1初期型はオペアンプの種類によって値段がはっきりしていて、
ポイントはオペアンプにレイセオンRC3403ADBを搭載しているかどうかです。
もし搭載しているならちょい高いですが妥当な値段です。そうでないなら高いです。
残念ながらデジマートにも1979年製ということしか書かれておらず、確認できません。
そこで、買取価格を確認すれば適正な値段なのかが判断することにします(下の写真)。
なんということでしょう。
買取価格が5万円ということが開示されているのと同時に・・・
レイセオンRC3403ADBが搭載されていると記載されています。
なんで商品販売ページに書かないのでしょう。
買取後にレイセオンRC3403ADBを別なアンプに交換したのでしょうか?
そう考えさせられます。
試奏ブースはこんな感じです(下の写真)。フェンダーやマーシャルなど、もう少し一般的なアンプにしたほうがよいと思いますが、ここまで読まれた方はアンプなんてどうでもいいという気持ちになっていると思います。
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