7月30日にぴあアリーナMMで開催されたTHE ALFEE 2022 Summer Genesis of New World 夏の天地創造のセットリストと使用されたTakamiyのギター、奏法などです。
目視で確認できた範囲でレポートします。
2016年ごろにファンになった私は夏のイベントに初めて参加しました。
ツアーはバンドが各都市に行って演奏するという体裁ですが、夏のイベントは客を全国から一堂に集めるているんだなと感じられました。
私のばあい、東京 目黒区の最寄駅から東横線が会場周辺の商業施設の地下まで直通していてほぼ地元です。
下記は夏のイベント2日目のセットリストとギターです。
参考までに、THE ALFEE高見沢の機材を紹介した記事やツアー中のギタレポートなどです。
このイベント前の春ツアー 千葉公演のセットリストです。
本編
M1 天地創造
TakamiyのギターはESP Flying Angel Fantasia
これぞALFEEという感じのサウンドでした。フロイドローズのギターを適度にブーストしてハイゲイン系のアンプに入れた音だと思います。まさにこの音を聞きたかったので大満足。80年代〜90年代にかけてのディストーションサウンドの進化系だと思っています。
ちなみに2日目は、RELISH Janeで演奏されたため、サウンドがまるで違ったものになっていました。
→歪ませてもサステインが短くジャキジャキした独特の音でした。
M2 STARSHIP -光を求めて-
TakamiyのギターはESP Flying Angel Fantasia
1曲目と同じようなふんわりかつ強く歪んだ音。パワーコードの音抜けがすばらしい。
ソロの出だしの4分音符はワウペダルを使っていました。ESP Flying Angel Fantasiaはこういった歪んだサウンドの曲で不動の地位を気づいているようです。
M3 Orionからの招待状
Takamiyのギターは ESP ARROW Mystique Blue
正式名称はわかりませんが2019年くらいから使っているようです。とにかく出力が高く前に出てくる音です。演奏中、1番と2番の間のメロディーが弾けていませんでした。DからEに上がってくフレーズなのですが、Dの音が続いたままでした。何があったのでしょうか。
この曲を聞くと長男を連れて初めて参加した2016年暮れの大阪城ホール公演を思い出します。
M4 進化論B
Takamiyのギターは ESP ARROW Mystique Blue
出力が高くギターの音がかなり大きく感じられました。
M5 SWINGING GENERATION 2003
Takamiyのギターは御神木 鏡
前の曲から打って変わって独特なギターサウンド。前曲から比較してギターの出力が足りないのか、音が前に出ていない感じがしました。同じESP製ですがこうも音が違うのかと感じます。
M6 夢よ急げ
Takamiyのギターは御神木 鏡
前の曲と同じような音色でした。正式発表はありませんがダンカンのパッシブピックアップの音だと思われます。後奏のソロは出だしでハモるのですが、ハーモナイザーではなくシンセとハモっていました。
M7 碧空の記憶
Takamiyはアコギに持ち替え、ギターはMARTIN D-45
GAROリスペクトの曲だとフリで説明がありました。個人的にはGAROを聞いたことがないのですが、アコギ2台のストロークが絶妙でした。
センターステージでの演奏でしたが、生のアコギの音が聞こえました。
M8 Loving You
TakamiyのギターはFENDER 1969 stratocaster Relic
ストラトですがピックアップ配列がSSH仕様です。バッキングの歪みサウンドはリアのハムバッカー、間奏とエンディングのソロはフロントのシングルコイルを使用していました。サビが3声のコーラスにアレンジされていました。
2018年秋にこの曲の演奏を見た時もSSH配列のスナッパーを使っていました。
間奏とエンディングでシングルコイルの音が欲しいのだと思います。
フリで、夏のイベントでの演奏は初めてかもと言っていましたが、1990年発売のBRIDGE ACROSS THE FUTURE REEL Iに収録されているので、そのイベントで演奏したことは間違いなさそうです。
Takamiyのピックアップの選び方を研究した記事です。ぜひどうぞ。
M9 星空のディスタンス
TakamiyのギターはESP Ultimate Archangel
後奏のソロで内蔵されている電飾を点灯させていました。ちなみに、このギターは1曲の中でクリーントーン、歪みの両方が必要な時に使われている印象です。見た目以外は万能系かと思われます。
M10 いつかの未来
TakamiyのギターはESP EX18-29 Stream-GT Custom
イントロの響きが変更?されていて、おそらく出だしの音が半音低くマイナーキーになったか、2音目が1音低いセブンスの音になったかのどちらかだと思われます。ハーモナイザーやディレイが多用されたサウンドで、この曲はこの赤いギターが使われることが多いです。
会場のディレイタイムは1.8秒になるように設計されていると公式HPに記載されていますが、そもそもディレイがかかったギターサウンドでした。
M11 Time Machine ~恋のS・O・S
TakamiyのギターはFENDER Kurt Cobain Jaguar
イントロのEペンタトニックのフレーズはリアピックアップ、歌中はセンターでした。イントロの安っぽい感じのギターフレーズがいい感じでした。
コーラスがウーアーと「ONLY YOU」などだけのピンポイントで入る一味変わった曲だと思います。
フェンダージャガーですが、シングルコイルでなく前も後ろもディマジオのハムバッカーです。
全く同じものがこちらで20万円以下で売られています。
M12 組曲: 時の方舟
Takamiyのギターは御神木 剣
圧巻の演奏で、ステージ両横のスクリーンも消灯されてました。
M13 Time And Tide
TakamiyのギターはFRX-CTM-FT NT
曲調に反してかなり歪んだギターサウンドでした。歌中はクリントーンのストロークでしたがあまり聞こえませんでした
アンコール1
M14 Funky Cat
TakamiyのギターはESP Snapper TAKAMIY Custom
ソロも含めほぼ全編クリーントーン。エッジの効いた抜けの良いジャキっとした音です。
アンプはCAEの3+SEだと思います。Emのカッティングは7フレットをバレーで押さえ、B♭やCはフレットのロー側を使っていました。
後奏でセンターステージに行ってしまい、私から後ろ姿となったため、スライドプレーをどう弾いたのかを確認できませんでした。
M15 D.D.D! ~Happy 65th Anniversary for Donald Duck~
TakamiyのギターはESP Donald
サウンドというよりは決め打ちでギターを選んでいると思われます。間奏と後奏ソロ以外、アコギ含めギターサウンドはなく、ピアノがビートを刻んでいます。ドラムも単調で異色のサウンドですね。1999年のアルバムörbに収録されていて、当時、隆盛を極めていた小室サウンドに影響されたのでしょうか。
M16 鋼鉄の巨人
Takamiyのギターは O.Z.Y FA-Ⅳ Mat Black/Red
マーシャルのドライブサウンドを意識したような感じで、クリーントーン寄りのマイルドに歪んだ感じの音でした。
イントロのドラムですが、バスドラの2拍目が16分音符の2連打でなく1発だけになっていて(多分)、これだとオリジナルアレンジの雰囲気が出ていない感じがします。
1番と2番の間奏もライトハンドではなくペンタトニックの速弾き、Bメロが3声コーラスのアレンジになっていることもあり、ハードな感じが若干マイルドになった印象で、オリジナル再現にはこだわってないのかもしれません。
マイルド化した「鋼鉄の巨人」だと思います。近年のファンとしては当時の鎖かたびら衣装のメタルな感じを一度生で見てみたいです。
M17 Sweat&Tears
TakamiyのギターはO.Z.Y FA-Ⅳ Mat Black/Red
マイルドな歪みは前曲と同様でした。このギターも不動の地位を築いているようです。
アンコール2
M18 無言劇
TakamiyのギターはMARTIN 000-15
演奏はオリジナルアレンジかと思いきや、キーが半音高く、アコギのフレーズがドロップチューニングでないので若干違います。
2022年11月に発売された「大人のギター倶楽部」で、Takamiyが春のツアー中に000-15を購入したと坂崎が明かしています。
M19 夜明けのLandingBahn
TakamiyのギターはRELISH Jane
水色に白いレースのような模様が入ったジェーンです。ソロ含めほぼ全編クリーントーンでした。歪ませないで使った方がよいギターだと思います。冒頭がTakamiyの弾き語りでした。
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