THE ALFEE 風の時代 宇都宮 セットリスト

THE ALFEE

2023年4月22日に宇都宮市民会館で開催された
「THE ALFEE 2023 Spring Genesis of New World 風の時代」のセットリストと
Takamiyや坂崎が使ったギター、サウンドなどを目視で確認できた範囲でレポートします。

以下、少しづつネタバレが入りますのでご注意下さい。

1階中盤桜井側の席でした。

セットリストは4月6日の川口公演と全く同じでした。

しかし、

Takamiyの使うギターが多くの曲で違っていました。少し具体的に言うと、「OZY FA-Ⅳ Mat Black」と「御神木剣」の登場はなく、パッシブピックアップはレスポールのみに統一されていました。
アンプやエフェクトのパラメーターは同じなので音がそんなに違うわけではありませんが。。

そして、

Takamiyの歌い方などが比較的情熱的になっていたように感じました。市川、相模大野、そしてこの宇都宮と1週間で3本あるうち3本目だったこともあり、情熱と気合いで乗り切ったのだと思います。

個人的には、川口リリア、市川市文化会館よりも音響の良いホールだと感じました。市川は去年リニューアルされていて、低音の抜けが異常によかった感じでしたが、それよりもこのホールの方が好きです。

というわけで、

記事のリンクの空間をスクロールするとセットリストが記載されています。ツアー中にセットリストを見たくない人はご注意ください。

本編

M1 鋼鉄の巨人

TakamiyのギターはFlyng Angel Fantasia
坂崎のギターはTSK-3 3カポ サムピック
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1962(ピックガードなし)
ライブ前のファンファーレのかき回しからFmのキーで演奏。
アコギは全音下げチューニングで、ベースはデジテック ドロップで1音下げているとみられます。

1番と2番の間奏のライトハンドは7thの音を多用していました。つまり人差し指で13フレットもタッピングしていました。

そしてなんと後奏のギターソロもライトハンド奏法でした。これも13フレットをタッピングしていました。同じことを繰り返した方がメタル感が出るのでよかったです。

あとは、キーをGmにすればオリジナルにかなり近くなるのですが、Bメロ「目を覚ませ」でTakamiyはHiHiE♭をソロで歌わなければならず、できなくはないのでしょうが負担が大きそうです。

M2 恋の炎

TakamiyのギターはFlyng Angel Fantasia
坂崎はハンドマイク
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom
前曲のかき回しの決めがギターリフの1拍目になるアレンジ。
坂崎が両袖で歌っていました。ハンドマイクなので、マイクに入れる声の量をうまくコントロールしているのがわかりました。

M3 風の時代

TakamiyのギターはJACKSON SOLOIST スカルペイント
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
Takamiyはジャクソンのソロイストだったのですが、いつものFlyng Angel Fantasiaと上側のネックジョイントの位置がかなり違います。17フレットあたりでジョイントしているFantasiaに対して、ソロイストは21フレットです。視覚的にネックが長く見えるのです。

したがって、

要所要所でミストーンを出してしまいました。ソロので出しは、2拍でAからオクターブ上のAに上がるのですが、到達地点がG♯でした。その後もソロはおかしかったです。

しかしながら、
そうしたリスクを顧みず、新しいギターを登場させ私たちを楽しませてくれることは嬉しいことです。

M4 Brave Love ~Galaxy Express 999 

TakamiyのギターはJACKSON STARS Randy Rhoads Custom V(リバースヘッド)
坂崎のギターはYAMAHA APX-W Custom(上が12弦 下が6弦)
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom
半音下げチューニングで演奏。
坂崎のギターを見るとシールドが2本出ていました。ギター側で切り替えるのではなく、ミキサー側で上と下を切り替えているようです。弦が18本も張られているので、ボディートップのブレイシングはかなり強固なのだと思います。(生音が響かない)

M5 THE AGES

TakamiyのギターはE-Ⅱ Flyng V (白、トレモロなし、リバースヘッド、インレイはTUSK)
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
レギュラーチューニングでの演奏。

ARROW NT | ESP GUITARS
ARROW 6弦 / Tune-matic Type ブリッジ搭載, String-Thru-Body

メンバー紹介のコントに続いて、ツアーパンフの説明がありました。
桜井のステップにシンクロした効果音は「こ て ん テスト よんてん ばか」「どあほ」「ばかやろう」でした。

坂崎は「ど す け ベ  じじい」「ちびっこ じじい」、客はそれをお金払って見に来ているというオチがありました。

Takamiyは「おまえ が いちばん ばか」「ラムネ 飲めない」でした。
ビー玉をくぼみに引っ掛けることができずラムネを飲むのに1時間かかったそうです。
サルでももっと早く飲めるというオチがありました。

M6 LOVE NEVER DIES

TakamiyのギターはGIBSON 1959 Les Paul Standard Reissue
(レモンバーストにゴールドのノブ 前後ピックアップカバー付き)
坂崎のギターはVG-12/G(上が12弦 下が6弦ガット)
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom

このレスポールは、より一層ビンテージギターを意識した音だと思います。

M7 人間だから悲しいんだ

TakamiyのギターはD-45
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
間奏のコード進行がオリジナルと違っていて、F♯で始まり、G♯ABCDEとほぼオクターブ上がっていくアレンジでした。オリジナルと小節数は同じでうまくまとめたと思います(リハ中に坂崎と考えたと市川で言っていました)。

M8 GLORIOUS

TakamiyのギターはGIBSON Les Paul Standerd
坂崎のギターはTerry’s Terry No.8
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom
半音下げで演奏。
ギターソロもバッチリで、ボーカルもところどころシャウトが入りよかったです。

M9 Never Say Die

TakamiyのギターはGIBSON Les Paul Custom 1958
坂崎のギターははTerry’s Terry No.8 2カポスタート 転調後はカポなし
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom

F♯mを半音下げてFmのキーで演奏。
Takamiyはパッシブピックアップのレスポールを使用していました。
出だしは桜井と坂崎の2声、Bメロは桜井、サビは3声とTakamiyソロでした。
複雑な3声スイッチボーカルを楽しめるアレンジです。

歌前に今夜の「グランマの憂鬱」は面白いとTakamiyから宣伝があったのですが、演奏したのはダブルAサイドのこの曲でした。

M10 時の方舟

TakamiyのギターはJACKSON STARS Kelly KE2(エメラルドグリーン)
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
この曲ではTakamiyは一貫して御神木剣を使っていましたがケリーになりました。
アンプやエフェクトのセッティングは同じなので音はそう変わらなかったように思います。
これまでライブではところどころで、オリジナルにはない音を出していた印象ですが、今回はそれがなかったのではないでしょうか。

M11 Count Down 1999

TakamiyのギターはESP Vanpire Angel
桜井のベースはNavigator Sakurai Custom
半音下げでの演奏
坂崎は青いエレガット(Buscarino?)

M12 鋼の騎士Q

TakamiyのギターはLes Paul Standard Reissue 1959
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

間奏で「Hey」と合いの手が入るのですが、8拍目だけで2回です。
イントロ前にDm、F、転調してG、すぐ転調してB♭になる哀愁漂うシンセのメロディーがあるのですが、前曲の激しい感じから一転する感じが良いなと思いました。

愛蔵版 高見沢俊彦GUITAR COLLECTION 500 
プレーヤーコーポレーション

アンコール1

M13 クリスティーナ

TakamiyのギターはGIBSON John Sykes Les Paul Custom
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

まっちょ、たっちゃん、さきっちょによる「またさきブラザーズ」のコントとなりました。

M14 星空のディスタンス

TakamiyのギターはESP Ultimate Arcangel
坂崎のギターは紺のTMJ-051KS
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

M15 Sweat&Tears

TakamiyのギターはJACKSON STARS Randy Rhodes V (スカルペイント)
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはプレシジョン
曲終わりでEからCに転調

M16 恋人になりたい

TakamiyのギターはJACKSON STARS Randy Rhodes V(スカルペイント)
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはプレシジョン

アンコール2

M17 See You Again

TakamiyのギターはJimmy Page Signed Aged Les Paul Custom Intial Limited RunNo.1
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964
演奏が落ちる「時が止まる」は叫んでいました。
ラストですが、
客側の歌い始めるタイミングはTakamiyが「See You Again」と8回歌ったあとであることを把握して臨みました(16小節)。
しかし、
今回はなんと、Takamiyが「みんなで‼️」と合図を入れてくれました。
何も合図なしで客全員がピッタと歌い始めるのがすごいと思っていたのですが、
Takamiyは親切だなーと思いました。

愛蔵版 高見沢俊彦GUITAR COLLECTION 500 
プレーヤーコーポレーション

会場から車で5分ほど鹿沼ICに方面に行ったところに「川崎タンタン」という辛い麺屋があるのを行きに見つけました。午後10時までやっているようなので帰りに寄ろうと目論んでいました。辛すぎてお腹が痛くなるリスクもあるためライブ前は控えることにしたのです。

川崎タンタン|栃木県宇都宮市
宇都宮市鶴田町にある川崎タンタンのオフィシャルサイトです。川崎タンタン/フランチャイズ/ライセンス/加盟店募集/新事業構築/川崎タンタンメン/飲食店経営/ラーメン/焼肉/餃子/家族経営/飲食店起業



しかし、今夜の「グランマの憂鬱」が面白いとTakamiyが言うので、かなり迷ったのですが、見たことのないそのドラマを見るためあらゆる誘惑を振り切ってライブが終わった瞬間に一路都内の自宅を目指しました。

上りはガラガラで午後11時前には帰宅できたので、もしかすると川崎タンタンに寄ってもOA時間に間に合ったかもしれません。

昼食後に家を出た私は、結局餃子や宇都宮焼きそばはおろか、飲食一切なしでライブのみを楽しみに宇都宮に行ったことになりました。

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