THE ALFEE 風の時代・冬 大阪城ホール

THE ALFEE

2023年12月29日に大阪城ホールで開催された
「THE ALFEE 2023 Autumn Genesis of New World 風の時代・冬」のセットリストとTakamiyや坂崎が使ったギター、サウンドなどを目視で確認できた範囲でレポートします。

(追記)武道館から坂崎のD-45が2台ある疑惑が私のなかで湧き上がっていたのですが、坂崎のラジオ番組にメールして本人に直接聞いてみたところ、読んで頂けました。「鋼の騎士Q」はD-41とのことです。(本来はその番組を聞けない地域に滞在しているのですがラジコプレミアムで確認しました)。

最大キャパが11,200人のステージパターンBで開催されました。センターステージが設置され5曲で使われました。

セットリストですが、本編は3、4、5曲目がクリスマスイブの武道館と入れ替わっていただけなのですが、アンコールのマタサキトリオからうしろが全く別物でした。80年代中盤から90年代前半ごろの定番曲が演奏され、いい雰囲気でした(武道館はちょっと重厚だったかなと思う次第です)。

そして2023年の最後に演奏したのは93年のシングル「Victory」でした。来年はハードでポップな感じにする予定なのだと思います。

コントは、クリスマスイブと同様で桜井が坂崎の毛根を虫眼鏡で見て「頭以外に毛が生えている」と判定するストーリーでしたが、坂崎が「くだらなすぎる」と突っ込む終わり方でした。

マタサキトリオのコントが少しグレードアップしていて、さきっちょが、南こうせつと忌野清志郎の真似をしながら熱い風呂に入る流れでした。全体的には、「解散する」と冒頭で宣言するもタオルが売れ残っているから続けるというオチでした。しかし、タオルは売り切れているようです。

私は、カンレキーズ、昭和兄弟、そしてこのマタサキは見たことあるのですが、ビートボーイズを未だ見たことがありません。来年やってほしいです。

本編

M1 ジェネレーション・ダイナマイト

TakamiyのギターはFlyng Angel Fantasia
坂崎のギターはTSK Midnight Navy
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1966

イントロ中にダイナマイト?が爆発し、アリーナ中盤まで火薬臭が漂いました。ギターソロのライトハンド部分だけ最後のキーがEになります(オリジナルはEm)。

M2 風の時代

TakamiyのギターはFlyng Angel Fantasia
坂崎のギターはTerry’s Terry ネック 黒ボディー
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

Takamiyのイントロのメロが。。。Gmへの転調後にポジションを見失ったようです。

曲終わりで「今夜がファイナル」「一年早いです」と坂崎から挨拶がありました。お決まりの「秋からマスクは任意」も。

M3 FLOWER REVOLUTION

Takamiyのギターは新ギター Flyng Angel Fantasiaの黒版?
坂崎のギターはTSK 12弦
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

坂崎がセンターステージ、他の2人が左右の袖で演奏。

M4 夢よ急げ

Takamiyのギターは新ギター Flyng Angel Fantasiaの黒版?
坂崎のギターはTSK Midnight Navy
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1966

桜井がセンターステージ、他の2人が左右の袖で演奏。桜井、坂崎は前曲から楽器チェンジも。神業です。

1番と2番の間奏で、アコギのカッティングの音が突然大きくなったように聞こえました。

M5 二人のシーズン

Takamiyのギターは新ギター Flyng Angel Fantasiaの黒版?
坂崎のギターはTSK Midnight Navy
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1966

Takamiyがセンターステージ、他の2人が左右の袖で演奏。

前曲のかき回しの決めが、曲の始まりになるパターンで始まりました。周囲の女性陣がみんな歌っていました。

2番のAメロのキメ部分のセリフは「好きだぜ」でした。歌う前にTakamiyが先に笑ってしまったのが分かりました。

ギターソロは下3弦をスイープするピッキングでした。

M6 自由の値〜シュプレヒコールに耳を塞いで

TakamiyのギターはD-45
坂崎のギターはD-45
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1966

坂崎のD-45は半音下げのドロップDチューニング

一流の人たちほど先人に多くを学んでいるとつくづく思います。見習いたいです。

あまり関係ありませんが、
ローリングストーンズもクラプトンも基本的にはブルースマンの真似だと思います。

M7 鋼の騎士Q

TakamiyのギターはGIBSON Les Paul Standerd
坂崎のギターはD-41(3カポ ノーマルチューニング)
桜井のベースはFENDER Jazz Bass 1964

坂崎はステージ仕様2台目のD-45

前曲のD-45よりもトップの色が褪せていて少し燻んだ感じの渋い見た目だと思います。

下記のリンク先の記事の写真で、坂崎が弾いているのがこのD-41です。あと、Takamiyの写真は次曲のGLORIOUSです。そして桜井は本編衣装を着用してノーマルチューニングでB♭、E♭を押さえて歌ってるとう状況証拠から転調後の「AUBE」か「鋼の騎士Q」だと思います。

THE ALFEE「これからも自分たちだけの道を歩んでいこう」奇跡の初回公演から40年──100回目の日本武道館 完全ライブレポート公開 | Daily News | Billboard JAPAN
1973年の結成以降、日本で最も数多くのライブを開催してきたロックバンド(グループ最多公演記録保持

M8 GLORIOUS

TakamiyのギターはGIBSON Les Paul Standerd 78
坂崎のギターはD-28(半音下げ)
桜井のベースはFender Jazz Bass 1966

Takamiyはこの曲が沁みるそうです。「特に今年は」と言っていました。

アコギが春ツアーのTerry’s Terry No.8からD-28になり、ピックが弦に当たる音を多く拾っている感じがするのですがどうでしょう。

M9 組曲: 時の方舟

TakamiyのギターはESP Crystal Angel
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFender Jazz Bass 1964

中盤あたりで寝落ちする曲と言っていました。by Takamiy

M10 宇宙戦艦ヤマト2009 Rock Version

TakamiyのギターはESP Angel Classic V
坂崎のギターはTSK Midnight Navy
桜井のベースはFender Jazz Bass 1964

これを聴くと幕張メッセの可動ステージ上の演奏を思い出します。ファンになりたてだった私は、こんな演出ができるバンドなのかとつくづく思いました(超一流にしかできないでしょう)。

M11 Count Down 1999

Takamiyのギターは新ギター Flyng Angel Fantasiaの黒版?
坂崎のギターはバスカリーノ
桜井のベースはFender Jazz Bass 1966

Takamiyのギターですが、春はESP Vanpire Angelでした。記憶を頼りに頭のアルペジオを比較してみると、この新しいギターのほうが1音1音がはっきり前に出ている印象です(どちらもいい音です)。歪み具合は同じ感じなので出力は同じだと思います。

Takamiyの機材はギターによってでなく、曲によってシステマティックにアンプやパラメーターが決まっているのでギターチェンジが重要なのです(私としては)。

Emのアルペジオは4弦4フレットのF#を抑えるフォームで弾いていました。

そしてなんと言っても、歌い出し直前にフライングして始まるE♭のパワーコードの迫力が素晴らしいです。この16分のバッキングとバスドラが命だと思います。

M12 悲劇受胎

Takamiyのギターは新ギター Flyng Angel Fantasiaの黒版?
坂崎のギターはTSK Midnight Navy
桜井のベースはFender Jazz Bass 1966

イントロの厳かな感じが好きです。音源ではどうなっているのでしょうか。開演前に花束の横のCD売り場でSINGLE CONNECTION & AGR – Metal & Acoustic -を購入したので、このまま帰省してのステレオでしっかり聴く予定です。この場にいる人はすでに買っている人がほとんどなのか、売り場は無人でした。

アンコール1

M13 星空のディスタンス

TakamiyのギターESP Ultimate Arcangel
坂崎のギターは Terry’s Terry TMJ-051KS
桜井のベースはFender Jazz Bass 1964

武道館ではありませんでしが、冒頭サビを3声で歌うアレンジは必須だと思います。

桜井がセンターで歌唱。サビのベースは3弦5フレットのGです。多くの人が6弦3フレットと思っていることでしょう。

M14 SWEAT & TEARS

TakamiyのギターはESP GODZILLA
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはプレシジョン

武道館ではありませんでしが、メンバー紹介&「今年〇〇回目の」は必須です。

M15 トラベリング・バンド

TakamiyのギターはESP GODZILLA
坂崎のギターはTSK No.8 Aged
桜井のベースはプレシジョン

盛り上がりすぎでした。

アンコール2

M16 府中捕物控

Takamiyのギターはマンドリン
坂崎のギターはTerry’s Terry ネック 黒ボディー
桜井のベースはFender Jazz Bass 1964

秋ツアーでは「最強の曲」でしたが、「不思議な曲」との紹介でした。

M17 至上の愛

TakamiyのギターはRelish
坂崎のギターはTerry’s Terry Hobo’s Special
桜井のベースはFender Jazz Bass 1964

圧巻の演奏でした。オリジナルの豪華なストリングスは大幅に省略されたアレンジですがパワーで補う感じでしょうか。Takamiyのパフォーマンスに感動です。

アンコール3

M18 Victory

TakamiyのギターはGIBSON Richie Faulkner Flying V Custom
坂崎のギターはTerry’s Terry No.8(オープンDかE♭)
桜井のベースはFender Jazz Bass 1966

坂崎はDのオープンチューニング、TakamiyはE、B、Aの運指でした。桜井もチューニング自在のワーミーに接続したベース(66年製)を使っています。途中で半音転調したと思います。

坂崎がカポをしていないことを考えるとDのキーで演奏されたのではないでしょうか(実際の運指よりも高いキーで演奏することはないはず)。それかギターへの負担を承知の上でオープンE♭にしたかです。まとめるとエレキとベースはE、アコギはDのキーの運指で演奏されました。

Orb以前の楽曲はキーやコード進行が頭に入っていないので(そもそも曲名がすぐに出てこない)、演奏を聞いても解像度が低いです。来年はしっかり勉強してライブに臨む所存です。

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