2023年3月10日、FM NACK5で放送されたTHE ALFEEの坂崎幸之助がナビゲーターを務める
「K’s TRANSMISSION」の内容をまとめたものです。レビューです。
名古屋でのディアビートルズと日程がかぶったため録音だったようですが、OAではビートルズが2曲かかり(ついでにMy Life Goes Onも)、坂崎商店ではなんと4曲も生演奏してくれました。結果的にこの日、坂崎は生と録音でビートルズを演奏しまくったことになります。
一方、J-POPスクールは吉田拓郎、ガロ、中島みゆきというビッグネームが揃い、重厚な内容でした。
ビートルズ/ア・ハード・デイズ・ナイト
イントロの弾き方を説明
6弦1F
2弦1F
1弦3F
これを思い切り弾くとア・ハード・デイズ・ナイトの
イントロに一番近いそうです(かなり研究したとのこと)。
お友達ということで下記が紹介されました。
午後9時台
Mr.BIG/Green Tinted Sixties Mind
イントロのギターはデチューンorダブリングが派手にかかった感じで、
当時の音だと思います。
THE ALFEEの楽曲だと「二人のSEASON」のギターソロなどがこの手法ではないでょうか。
手元にあるD-45Sを紹介。 加藤和彦さんの遺品とのことです。
CSNY/On The Way Home
長年「リズムが変なところから入る」と思っていたそうですが、
結論が出たそうです。冒頭が、8分音符3つ分が欠落して、リズムが食った状態になっているそうです。
理由はいまだ不明とのこと。
個人的な感想になりますが、90年代中盤の高校時代からエレキギター一筋の私からすると、
アコギの音はD-45かそれ以外かという構図に完全になってしまっています。
この番組、そして坂崎のせいです。
柔らかいキラキラ音でなく、パワーがあって硬い音こそアコギだと思うようになりました。
少しアコギのことがわかってくるとこんな感じになるのでしょうか。
いつかは手に入れてみたいです。
THE ALFEE/生きよう
有限会社 坂崎商店
ロカビリーぽいシャッフルのジングルでスタート。
頭の中がD-45でいっぱいになっている私に、坂崎がボディーが大きなD-45Sの低音を紹介。
以下を生演奏しました。
吉田拓郎/春だったね
「あー僕の時計は」のところが好きなんだそうです。
ゆず/夏色
歌詞が「にゃん」でした。
坂崎は、3度でハモっていたゆずに5度のハーモニーを教え、影響を与えたそうです。
かまやつひろし/道化役
ガロのトミーの作品
研ナオコ/ガラス窓
イントロのアルペジオの坂崎パートを披露
谷敬/愛してタムレ
THE ALFEE/黄昏に瞳をとじて
アカペラの坂崎パート
ビートルズ/ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン
変拍子がすごいとコメント
ビートルズ/オール・マイ・ラヴィング
6連のカッティングは大変なのでライブではジョージがハモリを担当しているそうです。
ビートルズ/アイル・フォロー・ザ・サン
GからF7に展開する不思議なコードが当時斬新だったのではとコメント
ビートルズ/ノーリプライ
1番好きな曲とのこと。サビの上パートをリスナーに促していました。
ジョンの手癖で6度の音が入ってしまうメジャーコードを説明
爪で弾くかピックで弾くかという質問に
指の腹で弾くと答えていました。
スティング/イフ・イッツ・ラヴ
午後10時台
J POP SCHOOL 「菜の花 スミレ タンポポ」
ジャッキー吉川とブルーコメッツ/すみれ色の涙
講師坂崎によると、
岩崎宏美がシングルで出し大ヒットさせた楽曲だが、
ジャッキー吉川とブルーコメッツの「こころの虹」のB面に、すみれ色の瞳のアンサーソングとして収録されていたもの。探してきた人がすごいとのことです。
ガロ/たんぽぽ
講師坂崎によると、
ガロのデビュー曲。デビュー曲にしては地味だが、
ガロの不思議な世界が広がるイントロ。
坂崎は改めて聞くと高校生のころを思い出すそうです。
へそ下三寸もコンフィデンスもガロをとても意識していて、
一方は、RC的な感じ一方はサイモンとガーファンクル的な感じだったと
振り返っています。
個人的にはこの3度の音のないDのトーンを聞くとクラプトンの「BAD LOVE」が頭に浮かびます。24ナイツのテイクではB♭とCのシンセのコードトーンが終わると同時に5弦と4弦の解放をストロークし、TBXコントロールで徐々にミッドブーストするというアレンジ。痺れます。下記動画の27秒〜です。クラプトンモデルのストラトでないとできない技です。
ガロの話に戻ると、
坂崎は改めて聞くと高校生のころを思い出すそうです。
へそ下三寸もコンフィデンスもともにガロをとても意識していて、
一方は、RC的な感じ一方はサイモンとガーファンクル的な感じだったと振り返っています。
吉田拓郎/春だったね
講師坂崎によると、
タンポポと言えば「風に揺れるタンポポを添えて」
タンポポを添えないと始まらない。
坂崎のたんぽぽ観が顕に。予想したリスナーがいなかった?ことにちょっと残念そうでした。
いつもだと誰も予想していなかったことに満足しているように聞こえますが。
3番がちょっと違うアレンジもあるそうです。
アザミ嬢のララバイ/中島みゆき
講師坂崎によると、
中島みゆきのデビュー曲。
飛行機の中でこの曲を聞いた研ナオコがすぐに「この子に書いてもらって」と指名したそうです。
中島みゆきが人に初めて曲を書いたのが研ナオコとなったとのこと。
「あばよ」「カモメはカモメ」は研ナオコにピッタリと坂崎も評しています。
所ジョージもこの曲に影響を受けているそうです。
1人だけ予想した人がいたそうです。
午後10時30分〜終了
THE ALFEE/My Life Goes On
■ブルースハープの魅力を解説。
Fのキーのものを吸って音を出すとCのブルースに適合するそうです。
■ライカのビューファインダーの使い方と距離計の説明(三角測距)
■フィルムの褪色の話。モノクロは20年前でも大丈夫だそうです。
■坂崎のカメラはシグマFPLだそうです
ビートルズ/パーティーはそのままに
最後もビートルズでした。
坂崎の元気な「おやすみなさい」とイーグルス「いつわりの瞳」が流れて終了しました。
コメント
Kトラリスナーです。この回の週刊坂崎を見逃してしまったためCSNYの曲名が分からずじまいでした。こちらにて判明しました。いい曲なのでサブスクで探そうと思います。ありがとうございました。
みみみ様
ありがとうございます。お役に立てて良かったです。
何かありましたらお気軽にどうぞ。