ヤング・ギター 1992年5月号
1992年当時に所有してたうちの40本ほどが紹介されています。ストラトは1961年製のビンテージをメインで使用していて、手首のアクセサリーでボディが傷だらけになってしまったと記載されています。
インタビューではダブルネックのギターに関して興味深い発言をしています。
抜粋すると
編集部:ダブルネックで両方6弦なのはなぜ?
高見沢:シングルコイルとハムで分けている。ソロはシングル。バッキングでハム。
編集部:コイルタップで良いのでは?
高見沢:タップスイッチの切り替えが大変なのでダブルネックにした。
コイルタップというのは1つのピックアップをスイッチでシングル、ハムに切り替えることができるシステムです。ギター製作や取り回しの大変さよりもスイッチ切り替えの大変さが重要だったようです。
この両6弦のダブルネックは切り替えスイッチ部分に「Z」「D」と表示されていて
Z(Zeppelin)がハム、D(Deep Purple)がシングルになるそうです。
1986年の「100%THE ALFEE」にはなかった、1959年製のレスポールスタンダードの写真が掲載されています。
また、当時は本人が使用してたギターがESPから多く市販されていたようで
賑やかな広告が目に止まります。
全店でアルフィーフェアの最中で
トムアンダーソンを除くと9本のオリジナルギターが市販されていたようです。
型番の3桁の数字に1000を掛けたのが定価になっています。
グリーンのTom Andersonはアルバム「Journey」のレコーディングで多用したそうです。
ESP FA-320は平成初期の当時で32万円。
30年後の現在でもESP FLYING A-Iという名前で販売されています。
ESPのSECシリーズは今でも中古でたまに見かけますね。
■ヤング・ギター 1992年5月号
シンコーミュージック 平成4年5月1日発売
Player SPECIAL Winter Issue -ニッポンのロックミュージシャン-
これを書いている2022年5月現在、最新の書籍です。
THE ALFEE のアルバム『天地創造』と同時期に出版されました。主にレコーディングでどのギターを使用したかが取材内容として書かれていて、今回はハム、シングル、EMGを曲によって使い分けたと本人が語っています。
抜粋すると
■Funky Cat リズム ESP FRXエキシビション
間奏 ストラト
エンド 御神木のSnapper
■組曲: 時の方舟
イントロ フェンダーの12弦
ソロ ストラトのジェフベックモデル
■My Life Goes On
イントロ 66年のカジノ(フェイザーとフランジャー)
間奏 59年のレスポール
リッケンバッカー
■愛という存在 ソロ ESP FRXエキシビション
後奏 ESP AMOROUS(Blue)
■風の時代 バッキング ESP AMOROUS(Blue)
ソロ FRXエキシビション
■ime Machine ~恋のS・O・S
イントロ jimmy Page#2(レスポール)
バッキング ESP Streamエキシビション
オブリ jimmy Page#2(レスポール)
ソロ FRXエキシビション
■おくりもの 全部59年のレスポール
ギターの名前は本文中のまま記載しています。どんなギターかはこちらに記します。
使用頻度が高いのはESP FRXエキシビジョンで、
曲によってバッキング、ソロ、カッティングに使い分けらているようです。
「組曲:時の方舟」をライブでやる時、ダブルネックのジミーペイジモデルを使いたいけど
重いので、SGでオクターブ奏法にするしかないと悩んでいる様子です。
9分もある長い曲なのでダブルネックは体力を消耗するのでしょうか。
THE ALFEE3人ひとりずつのロングインタビューや、楽曲「星空のディスタンス」のバンドスコアと奏法の解説が記載されています。
THE ALFEE New Album「天地創造」
2022年2月23日(水)発売
1. 天地創造
2. Funky Cat
3. 組曲: 時の方舟
4. My Life Goes On
5. 振動α (Album Version)
6. 別れの心象
7. 友よ人生を語る前に
8. 愛という存在
9. 風の時代
10. Time Machine ~恋のS・O・S
11. The 2nd Life -第二の選択- (Album Version)
12. おくりもの
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